2-02.売買契約の意義をよく理解しておこう
戸建て住宅やマンションの取得は、一生のうち何度も経験しない大きな買い物です。
この不動産取得で重要となるのが「売買契約の締結」となります。
売買契約をよく理解することで、取り返しのつかない失敗を未然に防ぐことができます。
不動産物件の取得では、よく「手付金」を支払うというケースがあります。
購入者側から見ると、「手付金を支払う=仮契約」というイメージがあるかもしれませんが、実は不動産売買の契約では「仮契約」というものは原則として存在していません。
「手付金の支払い=本契約」であるということは、必ず理解しておかなければならない重要なポイントです。
不動産売買は「一括決済」が基本で、「売買契約締結・代金の支払い・物件引渡し・所有権移転登記」までを一括で同時に行なう方法をいいます。
しかし、昨今の不動産物件の値上がりにより、このような方法を一般の購入者が行なうのは難しいため、一括で行なう手順をいくつかの段階に分けて行なっているのが実情です。
ここで理解しておきたいのは、「売買契約書に署名捺印したら契約は締結する」ということです。
あとで購入を取り消そうとすれば、支払った手付金の返却はもとより、契約の内容によっては違約金などを支払う必要も出てきます。
違約金の金額は、ケースによっては物件価格の1~2割となる場合もありますので、充分な注意を払うことが大切となります。
→”2-03.売買契約成立時期”を読む